LetsGetCheckedの血液検査は満足できる健診でしょうか?
血液検査キット
自宅で素早く穿刺して簡単に検査結果を確認
血液検査は痛いですよね。LetsGetCheckedの血液検査では微量を採血するために、穿刺(せんし)する必要があります。採血方法をご説明しましょう。
- 血液検査キットをホームページから注文するか、対象の薬局で購入します。ネットで購入する場合、ヨーロッパ、アメリカ、カナダ、アラブ首長国連邦に配達してくれますが、今のところ日本は対象外です。CVSやLloydsなど一部の薬局でキットを購入することもできます。それに対してThrivaは今のところイギリスだけ、EverlyWellはアメリカの47の州でしか検査サービスを提供していません。
- ネット上のダッシュボードから検査のステータスを確認しましょう。検査キットが発送されるとメールで通知が届きます。注文について質問がある場合、サポートチームが配達状況を教えてくれます。
- 検査キットを受け取り、必要なものがすべて入っているか確認します。私がキットを購入した時には説明書、患者IDカード、3つのランセット、採血管、アルコール付き綿棒、絆創膏、拭き布、バイオハザードバッグ、返送用封筒が入っていました。
- ラボステッカーを記入してキットを有効化します。ラボステッカーは箱の中に入っています。LetsGetCheckedのサイトにアクセスし、アカウント登録したらキットを有効化しましょう。
- ランセットを使って採血します。水を飲み、手を洗い、アルコール綿棒で指を洗浄してから採血しましょう。指先にランセットを押し当て、採血管に血液を入れます。
- 血液サンプルをバイオハザードバッグに入れ、返送します。バイオハザードバッグは届いた検査キットボックスに入っています。キットに含まれていた返送用封筒にボックスを入れ、採血から24時間以内に返送する必要があります。
- 結果が届くまで2~5日待ちます。結果が出るとメールで通知が届きます。
唾液サンプルではないのはなぜ?
23andmeやMyHeritageなどの多くの遺伝子検査会社は唾液サンプルだけで検査してくれるので、血液サンプルを提出しなければならないのはなぜか疑問に思った方もいるでしょう。血液はほとんどの健康に関する指標を確認するために優れた体液なので、現在の健康状態(遺伝的な特性ではなく現在ビタミンが不足しているかなど)を検査するために使われています。つまり、遺伝的な病気のリスクや先祖について知るだけでなく、正確に健康状態を検査したい場合、採血はほぼ必須なのです。 自分で採血して返送するのは不安という人で現在の健康状態ではなく特定の病気のかかりやすさだけを知りたい場合はMyHeritageまたはAncestryDNAをご検討ください。先祖について調べることもできますよ!
LetsGetCheckedの5つの注目ポイント
1. 他人に知られずに詳細な性病検査が可能
LetsGetCheckedのキットは医師に相談しなくても利用でき、血液検査であることが他人には分からない封筒で届くのでプライバシーを守ることができます。4種類の性病検査があり、以下のような性病を確認できます。
- クラミジア
- 淋(りん)病
- トリコモナス症
- HIV
- 梅毒
- ガードネレラ
- マイコプラズマ
- ウレアプラズマ
- 単純ヘルペスウイルス1および2
2. 女性向けホルモン検査・不妊症検査
正常に排卵しているかどうか確認ためのプロゲステロン排卵検査、卵巣に残った卵の数を調べる卵巣予備能検査、複数の生殖能力バイオマーカーを調べる包括的な女性ホルモン検査があります。
3. 男性向け前立腺検査・テストステロン検査
基本的なテストステロン検査と複数の男性ホルモン検査があり、基本的な検査から包括的なものまで用意されています。さらに、血液中の前立腺がんの徴候をスクリーニングするために、前立腺特異抗原(PSA)検査を注文することもできます。
4. 健康改善のための健診
甲状腺、肝臓、腎臓、結腸の状態を確認するための検査も数多く用意されています。糖尿病、ライム病、セリアック病専用の検査のほか、コルチゾール、コレステロール、C反応性タンパク質、鉄分、オメガ3脂肪酸、ビタミン(B12、D、葉酸塩など)を確認できるサービスも利用できます。
5. 看護師に1対1で相談できる
電話で検査結果を看護師に相談することができます。看護師は健康改善のためにアドバイスしてくれるだけでなく、処方箋を書いてもらえる場合もあります。
検査結果の解釈
検査データの解釈をプロの看護師がサポート
ネット上の会社に血液検査を任せるのは不安な方もいるでしょう。LetsGetCheckedは世界中にラボがあり、CLIA、CPA、INAB認可、CAP認定済みで、信頼できる会社なのでご安心ください。 ダッシュボードでは年齢、体重、身長、BMIなどの基本情報を一目で確認できます。この情報はアカウントを作成したときに記入したアンケートを基にしています。 結果は2~5日で確認できます。ほとんどの検査結果を24時間以内に確認できるDirectLabsより待ち時間は長いでしょう。 結果が出るとLetsGetCheckedからメールで通知が届きます。レポートはパソコンやスマホからアクセスでき、パスワードで保護されているアカウントから見ることができます。 健康ダッシュボードには完了した検査とオススメの追加検査が表示されます。結果をクリックすると、新しいページで検査したバイオマーカーの数値が表示されます。各フィールドを展開すると、検査結果の数値と最適な数値に関して詳しく表示されます。
LetsGetCheckedの価格
検査は高価格ですが頻繁に割引あり
LetsGetCheckedは様々な検査を異なる価格帯で提供しており、複数の検査を同時に購入することで節約できます。 例えば4種類の性感染症検査は最も頻繁に見られる2つの感染症を検査するベーシックチェックから利用できます。検査する感染症の種類が多いほど価格が高くなります。
サポート
サポートチームは親切で複数の問い合わせ方法に対応
LetsGetCheckedは以下の問い合わせ方法に対応しており、カスタマーサポートはしっかり対応してくれました。
- オンライン問い合わせフォーム
- ニューヨーク、ダブリン、トロントの電話番号
- Intercomでライブチャット
- フェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディア
LetsGetCheckedのサイトから問い合わせフォームを記入したところ、翌日サポートチームからメールが届きました。何度かやり取りしたのですが、サポートスタッフは24時間以内に返信してくれました。 私はメールより電話の方が好みなので正確さや検査の結果、プライバシー方針、何回看護師に相談できるかなどに関していくつか質問するために電話してみました。ちなみに、看護師には何度でも相談できるそうです。 できるだけ多くの問い合わせ方法を試したかったので、ライブチャットも利用してみました。ライブチャットのスタッフは5分以内に対応してくれました。検査結果の見本のスクリーンショットを見られるかと質問したところ、見本はないということが分かりました。
信頼できる血液検査サービス
自宅で血液検査ができれば健康診断に革命をもたらす可能性がありますね。DIY血液検査が成功するかというのは、医師に検査してもらわないことで何を妥協するのかということです。 LetsGetCheckedでは医療従事者に直接相談できるというメリットがありますが、Thrivaなどの会社も医師からのメモを結果に添付する形で健康に関してアドバイスしてくれます。 特に頻繁に検査してもらうとコストは高くなります。LetsGetCheckedは配送料金をカバーしてくれるので少し節約になるでしょう。また、複数の検査をまとめて提供することでコストを削減していますし、割引もあるのでかなり節約できます。 LetsGetCheckedは自分で指先から採血する必要がありますが、医師やクリニックで血液検査してもらう代わりのサービスとして役に立つでしょう。